「ママ社員が辞める」を、
経営はどう捉えるべきか
倉嶋香菜子(ママのHOTステーション代表) × 十勝の企業経営者
「大丈夫です、と言って辞めていく。あの『大丈夫』の本当の意味を、経営者は知らないんです。」
面談では、本音は出ない
倉嶋:ママ社員の方って、上司との面談では絶対に「大丈夫です」って言うんですよ。評価する人には、弱みを見せられない。でも、HOTのような場でぽろっとこぼれる本音には、「本当は限界だった」が隠れている。
経営者:正直、辞表を出されて初めて気づくことばかりでした。引き継ぎや採用で、1人あたり数百万円が飛んでいく。でも本当に痛いのは、その人が抱えていた声を、聞けなかったことなんですよね。
当事者だから、聞ける声がある
倉嶋:私自身がママで、同じ経験をしてきた。だから「わかるよ」が本物として届く。制度やアンケートでは拾えない声を、当事者のネットワークで集める。それが社内版ママHOTの発想です。
本音は、評価者には話せない。同じ目線の当事者だからこそ、辞める前の声が引き出せる。
経営者:「いい取り組みですね」で終わらせちゃいけない。これは離職防止という、経営の数字に直結する投資だと捉え直しました。
ママの声が、まちをやさしくする
倉嶋:ママの声が届くと、まちはもっとやさしくなる。それは企業も同じなんです。ママにやさしい会社は、きっとみんなにやさしい。その第一歩を、十勝から一緒につくりたい。
ママのHOTステーション